日経平均がバブル超え!について

日経平均がバブル超え!について
 

“当たり前過ぎ”.

というか、、

 

“イチイチ書く必要ある?”

とも感じましたがぁ、、、

 

巷では大騒ぎしている??

感じにも見えたので、書いておきましょうかね、この話。

日経平均が最高値を更新!

ってことは、バブル時の値段を超えた!

終値でも超えた!!

 

らしいです。

 

 

目下絶好調な日本株!!

大手企業の多くが給料のベースアップを検討しているそうですが、

実体経済的には(要するに庶民の皆さんは)、不景気だと感じている方が多いとの報道も見られます。

 

34年ぶりにバブル時の最高値を超えた!

バブルの頃はあんなに景気が良かったのに??

今はどうして良くないというか、生活が楽にならないの〜ぉ??

 

みたいな内容の街角インタビューがテレビのニュースで流れていました。

 

 

ってこんな疑問、このブログを読んでくださっている様な方々ならば、

まさか感じている方はいないと信じたいというかぁ、、

 

テレビで話していた人が特別で、日本人のマネーリテラシーはそこまで低くはない!!

と信じたいと言うかぁ、、、

 

 

でも “一応” 、書いておこうと思いま〜す(^^;

 

 

34年前の日本経済は強かったんですよ。

その後の34年間、日本経済は停滞しました。

 

一般的には、国の経済成長率は2%を目指しているようです。(インフレ率=物価上昇率も同様です)

これ、34年間続けると??

 

1.02の34乗=1.96 倍になります。

世界の他の国では、給料も物価も約2倍。

国民は、34年間で2倍豊かになっているということです。

 

中国の経済成長率は年率8%と言われていました。

1.08の34乗=13.7 

この34年間でおよそ14倍豊かになったということです。

その間一切の経済成長をせず、デフレに苦しんだ日本ですので、、

当然、14倍豊かになった中国に抜かれます。

 

アメリカのS&P500指数は年率平均で10.17%伸びているそうです。

1.1017の34乗=約27

 

 

34年前の指標にやっと戻った日本。

その間、本来ならば物価も株価も給料も2倍になっていないといけないんです。

年率2%のインフレを目指してきた他国の多くが、そうなっているはず。

 

年率8%の国は14倍豊かになり、

年率10.17%の米国株は27倍になっているはずです。(計算上はの話で、実際は15倍くらいみたいですけどね)

 

 

『他の国が2倍〜27倍豊かになっている中で、日本はやっと1倍に辿り着いた』

ということです。

 

言い方を変えると、

この34年間で日本は他国と比べて、50%〜96.3%分貧乏になった

ということです。(1/2=0.5 1/27=0.037)

 

そりゃあ、、景況感なんて感じられるはずがありません。

 

 

かつて世界を席巻した日本の家電は、その覇権をアジアの他の国に奪われ

半導体は中国、その後アメリカに追い越され

アメリカから需要を奪った日本の自動車は、ガソリン車は韓国、新技術の電気自動車はアメリカと中国のメーカーに負けているようにすら見えます。

 

 

日経平均最高値更新!!

 

と大騒ぎしている?日本を外から見ていて、、

ものすごい違和感を感じている、空飛ぶ投資家 なのでごじゃりましたとさ〜(-_-;