日経平均がバブル超え!について
- 2024.02.23
- 202. 日本の問題点
“当たり前過ぎ”.
というか、、
“イチイチ書く必要ある?”
とも感じましたがぁ、、、
巷では大騒ぎしている??
感じにも見えたので、書いておきましょうかね、この話。
日経平均が最高値を更新!
ってことは、バブル時の値段を超えた!
終値でも超えた!!
らしいです。
目下絶好調な日本株!!
大手企業の多くが給料のベースアップを検討しているそうですが、
実体経済的には(要するに庶民の皆さんは)、不景気だと感じている方が多いとの報道も見られます。
34年ぶりにバブル時の最高値を超えた!
バブルの頃はあんなに景気が良かったのに??
今はどうして良くないというか、生活が楽にならないの〜ぉ??
みたいな内容の街角インタビューがテレビのニュースで流れていました。
ってこんな疑問、このブログを読んでくださっている様な方々ならば、
まさか感じている方はいないと信じたいというかぁ、、
テレビで話していた人が特別で、日本人のマネーリテラシーはそこまで低くはない!!
と信じたいと言うかぁ、、、
でも “一応” 、書いておこうと思いま〜す(^^;
34年前の日本経済は強かったんですよ。
その後の34年間、日本経済は停滞しました。
一般的には、国の経済成長率は2%を目指しているようです。(インフレ率=物価上昇率も同様です)
これ、34年間続けると??
1.02の34乗=1.96 倍になります。
世界の他の国では、給料も物価も約2倍。
国民は、34年間で2倍豊かになっているということです。
中国の経済成長率は年率8%と言われていました。
1.08の34乗=13.7
この34年間でおよそ14倍豊かになったということです。
その間一切の経済成長をせず、デフレに苦しんだ日本ですので、、
当然、14倍豊かになった中国に抜かれます。
アメリカのS&P500指数は年率平均で10.17%伸びているそうです。
1.1017の34乗=約27
34年前の指標にやっと戻った日本。
その間、本来ならば物価も株価も給料も2倍になっていないといけないんです。
年率2%のインフレを目指してきた他国の多くが、そうなっているはず。
年率8%の国は14倍豊かになり、
年率10.17%の米国株は27倍になっているはずです。(計算上はの話で、実際は15倍くらいみたいですけどね)
『他の国が2倍〜27倍豊かになっている中で、日本はやっと1倍に辿り着いた』
ということです。
言い方を変えると、
この34年間で日本は他国と比べて、50%〜96.3%分貧乏になった
ということです。(1/2=0.5 1/27=0.037)
そりゃあ、、景況感なんて感じられるはずがありません。
かつて世界を席巻した日本の家電は、その覇権をアジアの他の国に奪われ
半導体は中国、その後アメリカに追い越され
アメリカから需要を奪った日本の自動車は、ガソリン車は韓国、新技術の電気自動車はアメリカと中国のメーカーに負けているようにすら見えます。
日経平均最高値更新!!
と大騒ぎしている?日本を外から見ていて、、
ものすごい違和感を感じている、空飛ぶ投資家 なのでごじゃりましたとさ〜(-_-;
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