中国のバブルを考える。〜その2〜 経済成長率の比較
- 2015.06.10
- 130. バブル経済
おはようございます。
早速ですが、昨日の続きです。
バブル経済→バブル崩壊→失われた20年→少子高齢化による人口減少
という日本の状況を、研究してみたら、、、
1.1985年時点でのアメリカの貿易赤字をはじめとする経済的な諸問題を解決する為に、
「日本のバブル経済は、アメリカによって作られた」
2.アメリカの各種問題を解消した後、
「日本のバブルはアメリカによって崩壊させられた」
3.バブルを崩壊させた後、
「アメリカは、日本の過去、現在、未来の富を、全て激安で買いあさられた」
という “結論” に達していました。
詳細な理由や説明は、昨日のブログに書いた
↓
ように、
「前置き・全15話」
をご参照下さいね。
要するに、、、
「バブル景気とは、国外他者(主にアメリカ)が自国の都合の為に、好景気真っ只中のある国の経済活動を利用し尽くす為に、不動産をはじめ、ありとあらゆる経済指標が上がる様に仕向ける現象である。」
と言うことができるかと思います。
ってわけで、(日本の)バブル景気の分析が終わった所で、、、
次は、
「今の中国の状況」
を見てみましょう。
中国経済は低く見積もっても、平均して毎年8%以上の成長を続けています。
“バブル時” の日本(東京)の不動産は3年で6倍になったんでしたよね?
詳しくはココ
↓
↓
で書きました。
3年連続で8%上がると、3年間の合計では26%の値上がりになりますから、、
やっぱり3年で500%の値上がりだった日本のバブルとはケタが違います。
中国沿岸部の不動産がどの位の割合で値上りしてるのかは、空飛ぶ は調べる気もありませんが、、、
仮に、毎年15%ずつ、20年間上がり続けたとしたら、20年後には16.4倍になります (ちなみに20%ずつだと38.3倍) 。
これは “経済成長” と “複利の力” です。
後者については、
「サルでも解る複利計算」
で書きましたよね~(^^)
↓
↓
中国は、アメリカ主導で作られたTPPには参加していません。
(日本は1985年のプラザ合意で、
“アメリカの言いなりになった結果”
バブル景気が始まったのでしたよね?)
ついでにいうと、、、
中国は、AIIBというアジアのインフラを整備する為の国際的な銀行を、アメリカを無視して作って、、、
アジアだけじゃなく、ヨーロッパ諸国までをも仲間に入れてしまいました。
要するに、、、
「今の所、中国はアメリカの言うことを聞かなくてもいい国」
なんです。
それ程までに、
「中国も強い」
んです。
(この事も、いつか書きましょうかね~(^^) )
まずここが、
「バブル時の日本とは決定的に違う所」
だと、空飛ぶ投資家 は思っています。
あ、ちなみにですが、、
将軍(アメリカ)様の部下である小代官(日本)は、勿論、、、
アメリカ主導のTPPには遅ればせながら参加、
アメリカが参加しないAIIBには不参加、
です。
「とーっても分かり易い、金魚のフン的国家」
ですよね~ぇ
f^_^;
っというわけで、ここまでで、、、
今の中国の経済は、過去の日本みたいに、
「アメリカの命令によって、アメリカの経済を浮上させる為に、アメリカの希望する時期に、アメリカの力を使って、バブル景気にすることは今の所、出来ない。」
と言うことが解ります。
よね??
では次に、、、
バブル当時の日本のルールと、今の中国のルールを比べてみましょう!!
というわけで、、、
続きは、明日~(^^)♫
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